フラップショルダーバッグの1stサンプルが完成しました!

こんにちは!HushTugデザイナーの中島です。
今回、新しいサンプルができたので紹介していきます。
今回作成したサンプルはミニショルダーバッグになります。
以前、フラップ付きのショルダーバッグをご紹介したことがあるのですが、こちらはその別バージョンになっています。
それでは早速ご紹介していきます。
完成したサンプルの紹介

今回完成したサンプルはこちらです。
特徴的な部分としては、フラップが付いているショルダーバッグになっています。
HushTugで販売しているショルダーバッグの1stサンプルはフラップ付きのデザインでしたが、最終的な仕様ではフラップを排除したデザインに変更しました。

今回はそのフラップ付きバージョンになります。
サイズ感は正方形に近い形状ですが、フラップの角度や細かいディテールにこだわり、3cm単位で調整を重ねました。
その結果、非常にバランスの取れたデザインになっています。
また、背面にはファスナー付きのポケットを配置し、スマートフォンなどを収納できるようになっています。

今回のサンプルの特徴として、マットブラックの金具を使用しています。
この金具は、Dカンと呼ばれる部分や、ナスカンという回転式の取り外し可能なパーツに採用しています。

ショルダーストラップには、ポリエステル素材のテープを使用。

以前のサンプル紹介記事でご紹介した「2wayスクエアバッグ」のストラップと同じ素材を使っており、厚みがあってしっかりとした作りになっています。
※画像をクリックすると記事に飛びます。
幅は約38mm(約4cm弱)で、長さ調節可能なループ式の金具を使用しているため、身長の高い方から低い方まで自由に調整できるのが特徴です。
全体的にブラックを基調としたデザインで、さまざまなファッションに合わせやすい仕上がりになっています。
内装・収納について

次に、中の作りについて紹介していきます。
まず、背面のファスナーポケットにはスマートフォンをすっぽり収納できます。
バッグの開閉部分にはマグネットが付いており、しっかりと固定できる仕様になっています。

内装には、カーブドボディバッグと同じ「シエスタ」というポリエステル素材の裏地を使用。

ブラックの裏地を採用しており、落ち着いた印象に仕上げています。
また、内装には「ベタポケット」と呼ばれるオーソドックスなポケットを配置。

さらに、バッグの背面側にブランドロゴが入っています。

次に収納力を試してみます。

収納した状態でもバッグのシルエットが崩れることなく、すっきりと持つことができます。
改善点について
今回のサンプルを使用する中で、いくつか改善点が見つかったため紹介します。
1.金具のメッキ方法の変更

今回、新しくマットブラックのメッキ加工を施した金具を使用しました。
一般的なシルバーやゴールドのメッキは、液体に金具を浸して加工するのに対し、今回のブラックメッキは金具を粉状の物質と一緒に回転させながらメッキする方法を採用しています。
しかし、金具同士が接触すると剥げやすいことが判明しました。
特にDカンとナスカンが干渉する部分でメッキ剥がれが起きており、これでは高級感が損なわれてしまうため、金具の接触を避ける構造に変更する予定です。
例えば、革を間に挟むことで金具同士の干渉を防ぐ方法を検討しています。
2.サイズ感の調整

現在のデザインは正方形に近い形状ですが、もう少し縦の長さを2,3cmほど伸ばし、長方形に近いフォルムへ変更する予定です。
フラップの形状やマチの作りは綺麗に仕上がっているため、この部分はそのまま継続します。
3.内装のロゴ位置変更

フラップを開けると、内装のブランドロゴが物の出し入れの際に引っかかることが分かりました。
そのため、ロゴの位置を変更し、見付け(バッグの縁の部分)に打ち込む形へ変更する予定です。
これにより、収納時のストレスを軽減し、より快適に使用できるようにします。
まとめ
今回のミニショルダーバッグのサンプルは、デザイン性・機能性ともに非常に良い仕上がりになりましたが、いくつかの改善点も見つかりました。
これらを修正し、より使いやすい製品へと仕上げていきたいと思います。
実店舗のご案内

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