広さ840㎡のモンゴルの自社工房で、HushTugのすべての商品は製作されています。

若手の職人と熟練のベテラン職人が力を合わせて、すべてハンドメイドで製作しており、一つの製品を完成させるために必要な時間は全ての工程をあわせると約8時間。

熟練された職人により、数mm単位のミスも許されないほどの細かく正確な作業が行われています。

日本の方々に喜んで頂くために日夜改善を重ねる製作チーム。普段ではなかなかスポットライトが当たらない製作現場の様子をご紹介します。


生産スケジュールの確認

製作を始める前に、まずはいつまでになにを何個作るのか?を幹部陣で話し合います。

日本側の要求・工房の状態を鑑み、慎重にスケジュールを決定する必要があります。


パーツの下書き・カット

スケジュールの決定後、実際に製作を始めます。まず最初に取り組むことは、パーツの下書き・カットです。

製品を完成させるために必要なパーツは平均20個。それら一つひとつを丁寧に時間を掛けて作っていきます。

彼女は新しく入った職人のトゥグソーさん。

愛されキャラの彼女は、同僚の職人から顔にラクガキされてもこの笑顔。職場の雰囲気を和やかにしてくれる存在です。


パーツの縫い合わせ・縫製

パーツ作成が終わったら、それらを縫い合わせ一つの製品に仕上げていきます。

工房の中でも熟練された職人が、相場の倍以上の時間を掛けて丁寧に縫い合わせています。

HushTug製品の縫製がきれいな秘密は、このような細かい作業に隠されています。

彼女は新しく入った新人のムーギーさん。

彼女は元々、裁縫関係の仕事をしていたこともあり、縫製の技術は工房内でもトップクラス。

新人の職人さんでありながら、HushTugの重要役職である縫製チームに飛び級して仕事をしています。


商品の検品

商品の製作が完了しましたら、最後に検品作業を行っていきます。

HushTugでは縫製ミスがないか?きれいな形に仕上がっているか?など、各製品に30項目以上の検品内容を設けています。

作業の工程ごとに管理者による厳しいチェックを行います。合計3回の検品後、すべての検品項目をクリアした商品のみ日本に発送します。


彼は検品担当のアーギーさん。

工房内でトップクラスに革製品の製作に精通する強面のアーギーさんは、厳しい眼光で商品の細部に至るまで細かく検品を行い、ミスが発覚すると職人に作り直しの指示を出します。

他の職人からは少し恐れられる存在ですが、誰かが困ったときには真っ先に助ける一面も持ち合わせるアーギーさん。みんなからはお兄ちゃん的存在として親しまれています。

我々としても、最も信頼できる職人の一人です。

商品の発送

検品後はいよいよ、日本に発送するために商品をダンボールに梱包していきます。

少しの衝撃がシワ・キズの原因となってしまうのが革製品のナイーブなところ。

・ダンボールの内側と商品のあいだ
・商品と商品のあいだ

上記のすべてに緩衝材を敷き、外からの衝撃に耐えられるよう工夫を施しています。

商品は不織布の袋に入れ、汚れが付きにくい状態でダンボールに梱包していきます。

ありがたいことに多くのお客さまにご購入頂けるようになり、毎月の発送直前の時期には工房がダンボールでいっぱいになります。

商品が入ったダンボールを輸送業者さんに引き渡して、発送完了となります。

このようにして、モンゴルの職人が心を込めて製作した商品をお客さまにお届けしています。


仕事後のひととき

発送が完了した夜には、職人全員でご飯を食べに行きます。

仕事の話はもちろん、プライベートの話でも盛り上がり、仕事外でも信頼関係があるチームです。

ちょうどこの日は、工房責任者の一人であるチムゲーさんの誕生日でした。

メンバーの誕生日には職人全員でお祝いをします。

このように、お互いを信頼しあった仲の良いチームで商品製作を行っています。


HushTug工房の歴史

今では多くの職人で賑わうHushTugですが、2017年12月に地下の小さい工房からスタートしました。

そこから少しずつ日本のお客さまに知って頂けるようになり、2018年12月頃にはいっしょに働いてくれる職人さんが増えてきました。

2019年12月には多くの職人さんに恵まれ、大変でもあり楽しくもある工房となりました。

そして2020年5月15日に拡大移転をした結果、バッグ製造の工房としてはモンゴル最大級の規模にまで成長することができました。

HushTugがここまで大きくなったことは、日頃から応援してくださる日本の方々のおかげです。ありがとうございます。


インタビュー

工房責任者である川田大貴さんに、HushTugについてお話を伺いました。

インタビュアー
まずは日々の工房運営、お疲れさまです。
川田大貴
ありがとうございます(笑)

工房を立ち上げた当初は自分たちの納得する商品ができずやきもきしていましたが、最近では日本のお客さまにも喜んで頂ける品質になってきたと感じています。

日本の皆様、いつもHushTugを応援して頂き、本当にありがとうございます。
インタビュアー
最近ではモンゴル国内でもHushTugの工房が有名になってきたと聞いておりますが、いかがですか?
川田大貴
そうですね。

モンゴル国内のレザーバッグ業界でも生産量はトップクラスになりました。

商品の品質も認めて頂けるようになり、先日出席したモンゴル輸出セミナーでは感謝状も頂きました。
インタビュアー
ご自身でも知名度が上がってきていると実感されますか?
川田大貴
はい、団体様から工房の見学依頼も頂けるようになり、少しずつ知名度も上がっていると感じます。
インタビュアー
今後の展望について聞かせてください。
川田大貴
まずは商品の品質を絶対に落とさないこと。基本的に考えていることはこれだけです。

上記を達成した上で、将来的には更に多くの職人を雇用したいですね。

HushTugを世界に通用するブランドにして、少しでもモンゴルの発展に貢献できたら嬉しいです。
インタビュアー
ありがとうございました。

紹介動画




職人紹介


名前 エルデネチムゲ
役割 工房責任者
意気込み HushTugを通じて技術を磨き、モンゴルNo1の技術力のある工房を目指します。

名前 フレルバータル
役割 サンプル製作責任者
意気込み 日本式の働き方や常に新しいことに挑戦し、自分をアップデートし続け最高品質の商品を開発していきたいです。

名前 オユナエレデネ
役割 量産責任者
意気込み 技術を磨き続け「オユナさんが作るバッグはいつも質が高くていいね!」と言われるようになりたいです。

工房情報

会社名 HushTug Mongolian Leather LLC
アクセス Bayanzurkh district, 13th khoroo, Building #111, Ulaanbaatar city, Mongolia
会社概要 2017年創業
モンゴルレザーを使用した皮革製品の製造
職人25名