シェルコードバンのお手入れ方法
シェルコードバンは最高級素材であると同時に、しっかりとしたメンテナンスを必要とします。
正しい知識をもとにお手入れをする必要があるため、以下のコンテンツをじっくりとお読みください。
以下では動画で説明しています。
普段の使い方
1,コードバンは水に弱い革です。もし水が掛かってしまった場合は、すぐに柔らかい布で乾拭きをしてください。
濡れた直後は革が変形しやすくなっています。陰干しで完全に乾くまでは使用を控えてください。
2,水よりも気をつけるべきは「汗」です。
汗には水分以外に、塩分・アンモニアが含まれますが、この2つの成分が革にダメージを与えます。
汗ばんだ手で革を触ることはお止めください。
また、ズボンのポケットに入れることも避けてください。
汗でダメージを受けることはもちろん、型崩れの原因となります。
3,ロングウォレット・カードケースは、必要以上に製品を開かないように気をつけてください。
180°以上開いてしまうと、革に不自然なクセ・シワが付いてしまいます。
到着直後のお手入れ
到着直後に行うお手入れは特にありません。
シェルコードバンは鞣し(加工)時に、多量のオイルを染み込ませています。
半年〜1年間はオイルメンテナンスは不要なため、そのままご使用ください。
週一回行うお手入れ
シェルコードバンには、様々な観点から「乾拭き」をしていただくことが重要です。
乾拭きには下記の効果があります。
・立ち上がった繊維を寝かせることにより、ツヤ感が増す
・表面のシミ・小キズが目立たなくなる
・手の皮脂を拭き取れる
柔らかい布で力を入れずに表面を優しく拭いてください。
強くこすると、色落ちの原因となります。
半年〜1年後から行うメンテナンス
半年〜1年ほど経つと、表面が少し乾燥・カサカサしていきます。
ここからは3ヶ月程度に一度、クリームを塗って保湿をしましょう。
シェルコードバンにおすすめのクリームは、コロニル アニリン乳化性クリーム(https://amzn.to/)です。
植物性クリームなため、高い浸透力を持ちます。
保湿力があり、シェルコードバンなどの表面がツルッとしたスムースレザーにおすすめのクリームです。
こちらをクロスに付けて、薄く、薄く塗ってください。
付けすぎるとシミの原因となるため、限界まで薄く塗るようにしましょう。
陰干しをして完全に乾いたらご使用いただけます。
表面にシミが付いた場合の対処方法
水や汗などにより表面にシミが付いた場合は、M.MOWBRAY ステインクレンジングウォーター(https://amzn.to/)を使用してください。
こちらも薄く塗り伸ばす必要があります。
ボトルを上下に振り、上部に泡ができるようにします。
その泡のみを柔らかい布ですくい、ごく少量の水分をクロスに含ませます。
その後、シミが気になる箇所をクルクルと優しく拭いてください。
陰干しをして完全に乾いたらご使用いただけます。
こちらでシェルコードバンのお手入れ方法は以上です。
使い方次第では、20年以上ご使用いただくことが可能です。
ぜひ、正しい知識をもとに、お手入れを行ってください。