HushTug「巾着レザーバッグ」の製造原価を公開します
こんにちは!
HushTugというレザーブランドで、デザイナーを務めている中島です。
店頭に立っていると、お客様から
「革をこんなに使っているのに、なんで2万円以下で販売できているの?」
といった質問をいただくことがあります。
理由はいくつかあるのですが、せっかくなので、原価から仕組みまで全部お話ししますね。
まずは気になる製造原価から見ていきましょう!
HushTug「巾着レザーバッグ」の原価を公開!
販売価格19,800円に対し、製造原価は7,789円。原価率はほぼ4割です。
この4割という数字、実はかなり高くて、一般的なブランドは20〜30%、高級ブランドだと10%を下回る場合もあると言われています。
つまり、HushTugは「製品そのものにかかるお金」の比率がかなり高いんです。
残りの6割で、人件費や広告費、新製品の開発費、店舗やオフィスの家賃をまかない、そのうえで残ったぶんが会社の利益になります。
この価格で販売できる仕組みとは?
とはいえ、原価率が高いからといって、工賃や給料を削っているわけではありません。
職人さんへの工賃も、社員の給料も、高い水準でお支払いしています。
では、いいモノを作って、人件費もちゃんと払って、それでもなぜこの価格で出せるのか。
いちばん大きな理由は、間に業者を挟んでいないことです。
HushTugは、製造こそ腕利きの職人さんにお願いしていますが、製品企画、ECサイトの管理、店舗の運営、広告運用、メディアの運営まで全部自社で行っているため、余計な中間のコストがかかっていないのです。
もうひとつの理由は、メインの販売経路がオンラインだということ。
HushTugは店舗を構えていますが、売上の約9割はオンラインでの購入なので、他ブランドと比べてテナント料が少ない。
こうして浮いた分を、販売価格もできるだけ抑え、材料費や工賃にしっかり回すことで、お客様・職人さん・社員といったHushTugに関わるすべての人に還元しているのです。
「巾着レザーバッグ」に込めたこだわり
「素材や工賃にお金をかけている」と言われても、それが実際の品質にどう出るのか、ピンと来ないですよね。
ここはこだわりを詰め込んだ部分なので、少し詳しく話させてください。
素材には、国産の姫路レザーを贅沢に使用しています。
新品のうちはマットで落ち着いた表情ですが、使うほどに艶が出て、色も少しずつ深まっていきます。
だんだん手に馴染んで、自分だけの一点に育っていく経年変化を楽しむのが、本革製品の醍醐味だと思います。
縫製をお願いしているのは、皇室御用達の鞄も手掛けた経験のある、日本トップレベルの技術をもつ職人さん。
縫製がしっかりしていると、縫い目が美しいだけでなく、長く使っても型崩れやほつれが起きにくいんです。
最後に、デザインについて。
HushTugがずっと大事にしているのは「究極のシンプル」という考え方です。
バッグそのものが主張するのではなく、持つ人を引き立てる脇役でいてほしい。
その思いから、表面は無地、ロゴすらも内側に描くデザインを採用しました。
どんな服装にも合わせやすく、流行に左右されない、長くお使いいただける一本です。
「巾着レザーバッグ」が1万人に選ばれた理由
おかげさまで、この「巾着レザーバッグ」は累計販売数が1万個を超え、HushTugの看板商品の一つになりました。
寄せられるレビューを読んでいると、品質や価格、サイズ感への評価と並んで、「この形が気に入った」という声が目につきます。
コロンとした丸みのあるフォルムが、シンプルながらも人と被りにくい個性になっています。
