【乾燥対策】レザーメンテナンスの方法をご紹介します。
こんにちは!
HushTugの曲師です。
最近は、関東で乾燥注意報が出るほど乾燥した日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
乾燥していると、レザー製品も同じように、乾燥によるダメージを受けることがありますので、人間の肌と同じように油分や潤いを保つ必要があります。
また、お手入れをしながら使い込んでいくほど、艶や風合いが豊かになり、愛着の湧くアイテムに育てていくのもレザー製品の魅力。
ただ、メンテナンスしておかないと革が傷み、寿命が短くなる恐れも。
そこで、今回はレザー製品をより長くキレイな状態で使っていただくための『レザーメンテナンス方法』をご紹介します。
普段あまりメンテナンスをしない方でも簡単にケアすることが出来ますので興味がある方はぜひお試し下さい。
定期的にやっておくべきレザーメンテナンスは?
今回ご紹介するレザーメンテナンスは以下の3つです。
1.オイルメンテンス
2.防水ケア
3.バックの荷物を出して掃除
まずは、オイルメンテナンス。
冬の乾燥する時期は、定期的にメンテナンスを行うことで革の表面がカサカサにならず、しっとりと潤いを保つことが出来ます。
普段あまりメンテナンスをしない方でも簡単にケアすることが出来ますので、ご安心を。
次に防水ケア。
革に雨や水がついたまま放置すると、水が革に浸透して水シミや革がふやけてシワの原因になります。
そこで、事前に防水ケアをしておくことで、水の浸透を防ぎ、水シミやシワが出来にくくなります。
更に、汚れも付きにくくなるので日々のケアがグッと楽に!
最後に、バッグの中、財布の中身を全て出して掃除しておきましょう。
定期的に、レザー製品にお休みする時間を与えることで型崩れ防止になります。
レザーメンテナンスに必要なもの
お手入れを始める前にまずは事前に用意する道具を簡単にご紹介します。
必要な道具をしっかり準備してから実践しましょう!
・ミンクオイル
オイルメンテナンスでは主に水分や油分を補給することが目的
HushTugではミンクオイルを推奨しておりますが、皮革用のメンテンスクリームであればOKです!
・馬毛ブラシ
普段使いしていると革が重なる部分やバッグの底などホコリやゴミが溜まりやすい部分の汚れを落とすために使います。
→ 馬毛ブラシを見る
・布(乾拭き用)
オイルを塗った際に出た余分な油分を拭き取るための布です。私達は上の写真のものを使用していますが綿素材であれば基本的には何でも大丈夫です。
これらはレザーケアで頻繁に使われるので、持っておくことをオススメします。
素材は綿であれば着なくなったTシャツとかでも代用可能です。
・防水スプレー
HushTugでは「コロニル」の防水スプレーを推奨しています。
フッ素系の防水スプレーは通気性を阻害しない為、革製品に優しく、水だけではなく、汚れや油にも効果があります。防水スプレーはフッ素系を選びましょう。
オイルメンテナンスのお手入れ手順
必要なものの準備ができたら、まずはオイルメンテナンスをしていきましょう。
オイルメンテナンスの手順は以下の4ステップ。
1.ブラッシング
2.オイルを塗る
3.オイルを馴染ませる
4.仕上げの乾拭き
具体的なブラシのかけ方やオイルの塗り方などをこちらの動画でわかりやすく紹介しています。
メンテンナスを行う時に動画を見ながら実践してみて下さい!
ステップ1:ブラッシング
馬毛ブラシを使ってバッグ全体をブラッシングしていき、バッグに付いたホコリや汚れを落としていきます。
<ポイント>
バッグの底や革が重なる部分は特に汚れやゴミが溜まりやすく、念入りにブラッシングしましょう!
ステップ2:オイルを塗る
バッグに付いた汚れを落としたら次にオイルを塗っていきます。
オイルはコーヒー豆1粒分ぐらいを指で取り、薄く伸ばしていきます。
<ポイント>
HushTugではオイルを塗る時に素手で塗ることをオススメしています。
塗り過ぎの防止や手の体温でオイルが溶け、革に浸透しやすくなるためです。
もちろん、素手で塗ることに抵抗がある方は布などを使用してもOKです!
ステップ3:オイルを馴染ませる
バッグ全体にオイルを塗ったら15分〜30分ぐらい風通しのよい場所で時間を置きオイルを馴染ませます。
バッグの底もオイルを塗っているため吊るしておくことをオススメします。
ステップ4:仕上げの乾拭き
最後に余分な油分を拭き取ります。
拭き取らずに使用すると服に付いたり、汚れの原因になりますので必ず拭き取るようにしましょう!
防水ケアのお手入れ手順
次に防水ケアの手順をご紹介していきます。
防水ケアの手順も以下の通り4ステップ。
1.表面の汚れやホコリを落とす
2.屋外で防水スプレーをかける
3.乾かす
4.かわいたら布で乾拭き
防水ケアの方法をこちらの動画でわかりやすく紹介していますので、動画で確認したい方はこちらをご覧ください。
ステップ1:表面の汚れやホコリを落とす
下の画像のように馬毛ブラシを使いバッグの表面の汚れやホコリを落としていきます。
あまり力を入れずに優しく表面をブラッシングしましょう。
ステップ2:屋外で防水スプレーをかける
屋外で防水スプレーをバッグに満遍なくかけます。
近すぎると均等にかからない為、バッグから20〜30cmほど離して使用してください。
※防水スプレーは使用前に何もない空間に向けて出し、問題なく霧状に出ることを確認してからバッグに吹きかけるようにしていきます。
最初からバッグにかけてしまうと、粒のようにかかってしまうことがあり、ムラが出来てしまう恐れがあります。
ステップ3:乾かす
防水スプレーをかけた後は20〜30分ほど時間を置き、自然乾燥させます。
完全に乾く前に使用してしまうと十分に効果を発揮しない恐れがあるため、完全に乾いてから使用するようにしましょう。
ステップ4:乾いたら布で乾拭き
表面が十分にかわいたらキレイな布で乾拭きをしてください。
以上で防水ケアは完了です!
バックの荷物を出して掃除
普段使いや、仕事で使うバッグだと「また使うから荷物は入れっぱなし。」という方も多いのではないでしょうか。
実は、荷物を入れたままにしておくと、一部分に負荷がかかり、型崩れの原因となります。
ですので、休日などバッグを使わない日は、荷物を取り出すことで型崩れを防ぐことができます。
定期的にバッグの中を掃除するのに合わせて、バッグなどのレザー製品にもお休みをさせてあげてくださいね。
さいごに
今回はレザーメンテナンスの方法についてご紹介しました。
このケア方法は革製品であればバッグ以外にも使える基本的な方法です。
定期的にやっておくことで、日頃のメンテナンスも楽になるのでぜひお試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
HushTug 曲師