ボストンバッグの1stサンプルが完成したのでご紹介します。
こんにちは!
HushTugの曲師です。
HushTugでは新商品の開発に取り組んでおり、最近ボストンバッグのファーストサンプルが出来上がりました。
そこで今回は、外のデザインや中の収納などについてご紹介していきたいと思います。
製品を開発するにあたってのこだわりや、今後の改善点等についてご紹介していきます。
興味のあるかたはぜひご覧いただければ嬉しいです。
また、本記事でご紹介する内容については、YouTubeでも紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
ボストンバッグを製作することになった経緯
他社のボストンバッグ商品を調査してみると、値段は7万円〜10万円程度が相場観になっており、欲しいけど高いというニーズがあるようでした。
また、かっこいいボストンバッグがないというのを感じたので、今回挑戦してみたいと思い、開発することになりました。
ファーストサンプルでのこだわりポイント
サンプルを製作するにあたり、どんなシーンでボストンバッグを利用するのか考えた際、おそらく旅行などで使う物っていうイメージが強いので、旅行用を製作してみました。
サイズ感としては、大容量ながらも機内持ち込み可能なサイズ感で、旅行に気を遣って製作しています。
見た目のデザインは、オーソドックスなデザインとしています。
HushTugらしい部分で言うと、シンプルにまとめるというところ。
金具が今はシルバーになっていますが、最終サンプルではブラックに統一するようにしたいと思っています。
また革のベルトは、極力つけない方がシンプルにまとまるものの、今回は皮の面積が広いので分割して裁断しました。
このほうが裁断する際の計算がしやすく、無駄がないという点で今のデザインにしています。
さらに補強を入れることで、全体を包み込むようにカバーできるので、容量が大きいものについては、補強材を入れて全体的に吊るようなつくりにしてます。
どうしても重いものを持ち上げる時に持ち手の部分に負荷がかかるため、補強のためにも今のデザインにしています。
そのため上の部分にも縫い目が入っています。
現時点の見た目は50点
今回のデザインは、オーソドックスな形で点数としては50点ぐらいですが、品質の部分だとまだ30点ぐらいです。
HushTug自体でボストンバッグを作るのは初めてであることや、職人サイドもボストンバッグは作った経験がありませんでした。
そのため、中の構造やバッグのどこに負荷がかかるという予測がイメージとかなり違っていたという反省点があります。
この辺りはセカンドサンプルで改善したいと思っています。
また、ボストンバッグを作る時に外にポケットをつけるかつけないかで、すごく悩みましたが、今回はあえてつけています。
ボストンバッグは、中には洋服を入れたりポーチで小分けできますが、旅行を想定した場合、旅行券とかパスポートなどをメインのところを開けなくても収納できるポケットがあった方が便利ではと感じたので、中央と両サイドポケットをつけています。
ファーストサンプルを実際に使用してみて、本当に必要かというところ等を精査してセカンドサンプルでは削る部分もあるかもしれません。
デザイン部分だと、革の帯の部分がちょっと細すぎたかなと思います。
大きいバッグなのでここが細いと華奢に見えてしまうので、3cm程度にワンサイズ太くしようかと検討しています。
バッグの中のつくりもシンプル
中はガバッと開けるメインのファスナーがあり、中には何も仕切りをつけていない状態です。
仕切りをつけてない理由としては、ボストンバッグとかだと大きい荷物を入れるケースが多いと思うので、あえて仕切りはつけてません。
中の構造はすごくシンプルにまとめました。
実際にバッグの中に物を収納してみると
実際に旅行を想定した物を入れ、どれぐらい収納できるのかを紹介します。
べタポケットの方は細々した目薬や薬系。
サイズ感としては、トートバッグとかと同じようなサイズ感になってますのでキーケースとかも収納することが可能です。
逆側のポケットは長財布がすっぽり入るようなサイズ感になってますので、結構ゆったりとしてます。
メインの部分には、13インチのパソコンに、マルチケース、大きめのポーチ。
次に下着類とか入ってる袋、日用品や化粧水を入れる化粧ポーチを入れます。
ガジェットポーチ、カーディガンなどの服。最後はアウターのダウンまで入りました。
外側のポケットもありますので、ポケットに飲み物も入ります。
以上を一通り収納してみても、まだスペースは空いています。
実際に持ってみると
全て収納した上で、持ち上げたると引っ張られる箇所によって、どこを強くしないといけないのか。
どういうデザインにしないと力が逃げないというのは、物を入れてみて初めてわかりました。
今後の改善内容はかなり盛りだくさんです。
また、下向きで持った時は不自然なシワはほとんどないのですが、ショルダーベルトで持った時には、片方に寄って不自然なシワができてしまっています。
力のかかり方が変だと気づいたので、ここもセカンドサンプルでは改善するポイントです。
ある程度クシャっとなるのは想定してしていましたが、作りのバランスが悪かったなと反省点を感じています。
さいごに
今回はボストンバッグのファーストサンプルについてご紹介してきました。
初めて作るものだったので、できた後の変化の部分はすごく勉強になりました。
どこに力が入るのや、力の逃がし方、吊った時にどこに一番力がかかるのかというところとかを詰めて、セカンドサンプルで改善したいと思います!
セカンドサンプルができたタイミングで、またYouTubeでご紹介したいと思いますので、ぜひ楽しみに待っていていただければ嬉しいです。
そしてボストンバッグを使われている方にお願いです。
「ここのボストンバッグいいよ」や、「もっとこういう作りの方が使いやすくなるよ」っていうアドバイスがありましたら、コメントいただけると大変助かります!
ぜひよろしくお願いします。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
HushTug 曲師
3件のコメント
まず置いた姿がめちゃくちゃ格好いいですね 前からこんなボストン探してた…って感じです 和装が好きな自分には 余裕で入れられる感じもいいですね こんなボストンで京都に旅行したい気分です 肩紐で持った形がちょっと気になりますが 許容範囲かな あと機内持ち込みサイズにも惹かれました いくらくらいで出るのか気になります
バックの幅が分かりませんが、大きすぎるとヘタれるので、あまり大きすぎないようにしてください。
革のボストンバックでは、1泊か2泊ですので、内容量はそのサイズ感でお願いします。
あと、大型の旅行ケースの上に乗せれるサイズも検討してください。
ボストンバック
両脇のポケットは、マグネットなので、パカパカ開かない方が、見た目が良いです。
長さが分かりませんが、ロッカーに入る長さが良いです。ゴルフ場のロッカー
ショルダーの取付位置を、左右対角の方が、持ったままでも開けやすいのと、肩に掛けやすいと思います。