【革が白くなったことある人必見!】革の表面が白くなる原因と対処方法を紹介します。

こんにちは!HushTugの曲師です。

皆さんは自分のレザー製品が白くなった経験はありますか?

先日、HushTugのトートバッグをご購入していただいたお客様から

「バッグにオイルを塗ったら白くなり、消えなくなってしまった。」

とお問い合わせをいただきました。

実物を見てみると確かに一部白くなっています…

 今回は革の表面が白くなってしまう原因や対処方法についてお伝えします! 

革が白くなる原因

まず、革の表面が白くなる原因として

  • 革の表面に油分や塩分が浮き出ている
  • 余分なケアクリームなどが浮き出ている

などが考えられます。

革の表面に油分や塩分が浮き出ている

「ん?革の表面に塩分?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

実は、皮を革に加工する時に塩分や油分を使用していて、その塩分・油分が革の表面に浮き出てくることがあります。

また塩分が原因で白くなっている場合は、濡れた布巾で拭くことで落とすことができます。

油分が原因の場合は、気温の暖かい場所おいて油分を柔らかくします。

すると、油分が溶けてくるので白っぽくなっている部分が徐々に薄くなっていきます。

薄くなったら、乾いたタオルで優しく擦っていきます。

シボの間に入っているものはタオルでは落としにくいので、ブラシをかけることで落とすことができます。

余分なケアクリームなどが浮き出ている

革のケアを行う際にクリームを多く塗ってしまうと、革が吸収出来なかった分が表面に浮き出て白っぽくなることがあります。 

ケアクリームの塗りすぎで白くなった時のケア方法を紹介!

今回、お客様から返品していただいたバッグは、ケアクリームの塗りすぎが原因だったのでこちらのケア方法を詳しく紹介しますね!

まず製品の状態はこちらです。光の関係で見えにくいと思ったので、白くなっている部分に印をつけました。

 

 

 では、早速ケアしていきましょう!

用意するもの

1.表面のゴミやホコリを落とす

 馬毛ブラシを使ってバッグ全体をブラッシングして汚れやホコリを落としていきます。

また、この時に白くなっている部分を落とそうとして力一杯擦るとキズになる可能性があるので強く擦らないでください!

2.シリコンポリッシュを全体に塗布する

 次に固まったクリームを柔らかくするため、シリコンポリッシュを革に塗布して用意した布を使いながら馴染ませます。

 ここでワンポイントアドバイス!

シリコンポリッシュを塗布するときは白くなっている部分だけに塗布するのではなく、まんべんなく塗りましょう。

理由は部分的に塗ってしまうと革にムラができたり、柔らかくなってしまうためです。

なので、シリコンポリッシュを塗るときはまんべんなく塗ってあげることで、ムラなくきれいに仕上がります。

ちなみに、HushTugでは「コロニル」のシリコンポリッシュを推奨していますが、革用の汚れ落としであれば問題ないと思います。

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3.シボの間をきれいにする

クリームが柔らかくなったら馬毛ブラシを使ってシボの間も綺麗にします。

 するとこんな感じで白い部分が消えました!

他の白くなっている部分もブラッシングしてあげて…

 

 完成!

オイルメンテナンスは適切に

いかがでしたか?

今回は革が白くなってしまった時のケア方法について紹介しました!

クリームの塗りすぎや、靴用クリームなど用途が異なるクリームでメンテナンスをするとトラブルになる危険があります。

オイルメンテナンスは別の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。

→「革の潤いを保つオイルメンテナンス

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

HushTug 曲師

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