レザーバッグの保管方法をご紹介します!
こんにちは!
HushTugの曲師です。
皆さんは、「久しぶりにバッグを取り出したらカビが生えて型崩れしてた…。」なんて経験はないですか?
レザー製品は、保管方法を間違えると劣化の原因になってしまいます…。
大切なバッグを久しぶりに取り出したときに、思いがけないダメージがついていたら、ショックですよね。
そこで今回は『レザーバッグの保管方法』についてご紹介します。
この記事を読んで、正しい保管方法を覚えてお気に入りのバッグを長く使いましょう!
よくあるダメージとその原因
革剥がれや、カビ
革製品にとって、湿気は天敵です。
革の内部に空気中の水分が浸透した状態で長い期間保管してしまうと、革剥がれやベタ付きなどのダメージを招いてしまいます。
また保管期間が長ければ長くなるほど、菌が繁殖してしまい、白カビができてしまうことも。
変色、色あせ
直射日光に当たると、変色や退色を引き起こします。
これは日光に含まれる紫外線が染料を分解してしまうことが原因。
外出程度の短い期間であれば問題ありませんが、蛍光灯などの人工的なものにも紫外線は含まれているため、保管するときにはライトにも注意が必要です。
シワや型崩れ
保管する際にバッグの中に何も入れていない状態が長期間続くと、シワや型崩れの原因になってしまいます。
また、バッグのハンドル部分が本体に接着したままだと、バッグの表面にハンドル跡がついてしまうことも。
日頃の保管方法
レザーバッグは、保管する期間によって方法が異なります。
まずは日頃から使用するレザーバッグの保管方法のポイントをお伝えします。
使わない日は休ませよう
皆さんは仕事や休日で毎日使用するバッグをどのように保管していますか?
特に仕事で使うバッグだと「また使うから荷物は入れっぱなし。」
という方も多いのではないでしょうか。
荷物を入れたままにしておくと、一部分に負荷がかかり、型崩れの原因となります。
ですので休日などバッグを使わない日は、荷物を取り出すことで型崩れを防ぐことができます。
また、新聞紙や柔らかいタオルを入れておくと
- 湿気
- 虫
- 臭い
などの対策にもなります。
とはいえ休日の度に新聞紙を入れるのはなかなか面倒だと思うので、湿気が気になる時期や、気になったら入れるくらいで良いかもしれません。
そのかわり、お出掛けしない休日には、荷物を取り出して大切なバッグも休ませてあげましょう!
それだけでも型崩れを防ぐことができますよ。
1ヶ月以上保管する場合
冠婚葬祭のような特別な日にだけ使うアイテムや、季節に応じて使い分けているアイテムは長期間保管することも多いです。
こういったアイテムは乾燥と湿気から守ることが一番大切です。
保管の手順は以下の3ステップ。
- オイルメンテナンス
- バッグの中にタオルや新聞紙を入れる
- 柔らかい布袋にバッグを入れて保管
まずは中身をすべて取り出して周りの汚れを落とし、オイルメンテナンスをし、ましょう。
また、型崩れを防止するためにタオルや新聞紙をバッグの入れた後、ほこりがつかないように柔らかい布袋に入れて保管しましょう!
長期間、適切に保管するには、まず準備するモノがありますので順にご紹介していきます。
保管する際に必要なもの
革製品を長期的に保管する時に必要なモノについて紹介します。
準備できていないモノがある方は、参考にしてくださいね。
1.馬毛ブラシ
革に付着しているホコリやゴミを落とす時に使用します。
普段使いしていると特に革が重なる部分やバッグの底などホコリが溜まりやすいためブラッシングをしてキレイにしましょう!
2.メンテナンスオイル
オイルメンテナンスでは主に水分や油分を補給することを目的としています。
長期的に保管する時は乾燥しやすいためオイルメンテナンスをすることをオススメしております。
HushTugではミンクオイルを推奨しておりますが、皮革用のメンテンスクリームであればOKです!
3.布(乾拭き用)
オイルメンテナンスをする時に仕上げで使用する乾拭き用の布。
オイルを塗った際に出た余分な油分を拭き取るための布で余ったオイルは汚れやカビの原因にもなりますのでしっかり拭き取るようにしましょう!
素材は綿であれば着なくなったTシャツとかでも代用出来ます。
4.中に入れるタオル / 新聞紙
長期保管する上で型崩れやカビを予防するために使用します。
新聞紙は湿気を取ってくれるだけでなく、防臭効果もありますのでオススメです!
裏地への色移りが心配な時は布で包むと安心です。
5.布袋
保管中にホコリや汚れから守る役割があります。
こちらは革製品を購入した時に付いてくる布で大丈夫です。もし捨ててしまった場合は通気性の良い布地であれば何でも代用可能です。
注意点として、保管用の袋はビニール素材のモノは避けるようにして下さい。
通気性が悪く、湿気がこもりカビの原因になります。
次に革製品を長期的に保管する場合の手順についてご紹介します。
正しい手順で保管し、大切なバッグを守りましょう!
手順1.オイルメンテナンス
まずは中身をすべて取り出し、周りの汚れを落としたら、オイルメンテナンスをしましょう。
具体的なブラシのかけ方やオイルの塗り方などは、動画でわかりやすく紹介していますので、参考にしてみてください。
また、記事でも詳しく紹介していますので、コチラも参考にどうぞ。
→乾燥の季節にオイルメンテナンスをしよう
手順2.新聞紙やタオルを入れる
オイルメンテナンスをしたら、湿気と型崩れ防止のため、バッグの中に丸めた新聞紙やタオルを入れていきます。
また1ヶ月以上保管する場合は、定期的に中の新聞紙やタオルを入れ替えるようにしましょう。
特に梅雨の時期は普段よりも湿気が多くなるため1〜2週間に一度は交換すると安心です。
また虫よけに防虫剤を使用する際は革製品の中に直接入れるのではなく周りに置くことをオススメします。
手順3. 袋に入れて風通しのよい場所で保管する
最後は、バッグを保管用の柔らかい布袋に入れて保管します。
保管する場所は高温多湿な場所を避け、日光のあたらない風通しのよいところが理想です。
また置き方は、型崩れしないように縦向きで置くのが基本です。
バッグのハンドルがベルトのような革だと、長期保管中に革が伸びてしまうことがありますので、吊るし置きは控えてください。
出来るだけ縦置きで保管するようにしましょう!
自立しないバッグなどは、区切りを設け立てて保管する方法が有効です。
バッグ収納スタンドというものもありますので参考にしてみてください。
さいごに
今回はレザーバッグの保管方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
大切なレザーバッグを長く使うためにも、今保管しているバッグも確認してみてください。
また、普段使っているレザーバッグでも、定期的にバッグを休ませることで革の負荷が軽減されます。
大切なレザーバッグを長く使うためにも、参考にしていただければ嬉しいです!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
HushTug 曲師