HushTugの新商品になるかも?!いろいろなレザー素材をご紹介
こんにちは!
HushTugの曲師です。
1月も終わりに近づいてきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
実は、HushTugの製品が国内生産に切り替わり、様々なレザーを扱えるようになりました。
そこで、今回はレザー製品に使用される革の種類をいくつかご紹介いたします!
今回ご紹介する革は、今後HushTugのレザーとして使用される可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、本記事でご紹介するレザーについては、YouTubeでもご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
紹介する革の種類は3つ
今回紹介する革は、以下の3つです。
- コードパン
- ブライドルレザー
- キャンディ
ちなみに、コードパンとブライドルレザーは、財布の素材として使ってほしい革は何?というアンケートをとった際に、トップ1位と2位でした。
人気のあるレザーである、上記3つについて特徴などを深掘りしていきます。
コードバン
コードパンは馬の革で、なおかつお尻の革を使ったものです。
取れる量も少なく、生産してるところも少ない、希少な革でとても有名。
そのため、数あるレザーのなかでも“最高級”と評されるほど高価なものです。
見た目は、ツヤ感がとても綺麗で、高級感が漂います。
実はコードバンのなかにも、いくつか製法などで種類があり、
なかでも有名なものが、シカゴにある老舗タンナーのホーウィン社(Horween Leather Company)が開発し、商標登録している「シェルコードバン」です。
商標登録されているため、レザー製品で素材が「シェルコードバン」という表記があれば、全てがホーウィン社の製造したものということになります。
コードバンのなかでも高級品で、一般的なものと比べ1.5倍ほどのお値段です。
ホーウィン社の製法は、化学薬品を使わず、昔ながらの手法での植物性タンニン鞣し。
馬革に、通常よりもじっくりと丁寧にオイルを浸透させていきます。さらに、機械を使わずに手染めしていることから、製作期間も半年から10ヶ月ほどかかる代物です。
コードバンの特徴
コードバンの特徴は何といっても革表面の艶をもつ美しさ。
コードバンの表面は革独自のシワがなく、キメが細かくつるんとしたなめらかさを持ち、鏡のように反射する革で、人の目を惹きつけます。
水に弱く、傷つきやすい
また、コードバンは非常に頑丈で牛革の3倍の強度を持つといわれており、永く使うのにぴったりの革素材です。ただし、コードバンは水に非常に弱く、雨に濡れたりすると、革内部に水分が浸透してしまい、シミの原因になることがあります。
さらに、頑丈であるため破けたりなどの致命的な傷は心配ありませんが、細かい傷はつきやすいです。
ブライドルレザー
ブライドルレザーは、牛革で作られるもので、馬具用の革です。
ブライドルレザーの「ブライドル」とは、馬の頭部に装着する「頭絡」と呼ばれる馬具を指します。
馬を操るための馬具には、かなりの負荷が加わることから、強い力に耐えられるよう開発されたのがブライドルレザー。
そのため耐久性にすぐれ、厚みもある硬い質感のレザーとなっています。
また、見た目も特徴的で、表面に白い粉のようなものが浮き出ています。これは「ブルーム」と呼ばれるもので、蝋引き加工時に刷り込まれたグリースやロウが凝固して浮き出たものです。
ブライドルレザーの特徴
ブライドルレザーは、長く使い続けるとブルームが革に馴染んで落ちていき、色に深みが増していきます。また、製造過程の一つである鞣しにおいて、植物性由来のタンニンを使うため、使い込むほどツヤが出る「エイジング」も楽しむことができます。
手入れが簡単
ブライドルレザーは蝋引きされた革のため水にも強く、手入れがそこまで必要ありません。
使い始めは柔らかい布やブラシなどでさっとホコリを払うだけでOK。
逆に、クリームやワックスなどで油分を追加してしまうと、表面にくもりが出てしまい艶感を落とす可能性もあるので注意しましょう。
キャンディ
最後にご紹介するのは韓国製のレザーで、キャンディという革です。
表面に絞感があるレザーでとても柔らかいのが特徴。
実は、HushTugでもレディース商品の販売の検討を進めており、柔らかい革で明るいカラーのレザーを厳選してみました。
キャンディの特徴
キャンディの表面にある絞感は、製造過程で自然とできるもののため、場所によって微妙に表情が違ってくることが特徴です。
HushTugで使用しているレザーのように型押しで絞感を出すと、どうしても革が固くなってしまいますが、製造過程での自然な絞感なので、非常に柔らかいレザーとなっています。
サンプル製作
についてお知らせ
今回ご紹介した革のうち、コードバンとブライドルレザーの2種類で、財布のサンプルを製作する予定です。
またキャンディは、サコッシュやトートバッグ、リュックなどのバッグを製作予定です。
このほかにも、今後は様々な種類のレザーを試していく予定ですので、「これを使ってほしい」などのレザー素材のご希望がありましたら、ぜひコメントで教えてください。
さいごに
今回は、3つのレザー素材について特徴などをご紹介してきました。
ご紹介した3つの素材でのサンプル作りも、ぜひお楽しみにしていただけると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
HushTug 曲師