【雪の日も注意】レザー製品の防水ケア方法をご紹介
こんにちは!
HushTugの曲師です。
今回は雪対策としての防水ケアの方法をご紹介します!
ここ最近、寒波の影響で関東でも雪が降ることがありましたね。
雪でも革製品はダメージを受けますので、防水処理しておくことをオススメします。
防水ケアは、用具があればどのレザー製品でも活用できますので、ぜひこの機会に防水ケアを実践しましょう!
また、YouTubeでも防水ケアのやり方を紹介していますので、動画で確認したい方はこちらからご覧ください。
なぜ防水ケアをしたほうが良いの?
まず、なぜ防水ケアをしたほうが良いのか説明します。
本革は、水濡れに弱い素材です。
革に雨や水がついたまま放置すると、水が革に浸透して水シミや革がふやけてシワの原因になります。
さらに、雨粒の場合は、表面を伝い落ちてくれるのに対し、
雪の場合は一か所にとどまってゆっくり溶けていくため、革に水分がしみ込みやすく、濃いシミとして残りやすいです。
ですので事前に防水ケアをしておくことで水の浸透を防ぎ、水シミやシワが出来にくくすることが可能です。
更に防水ケアは水をはじくだけではなく、汚れが付きにくくなるというメリットも。
日々のケアがグッと楽になりますので、梅雨時期以外でも定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
それでは早速やり方を解説していきます!
防水ケアに必要なもの
まず事前に準備するモノは以下の3つです。
1.馬毛ブラシ
防水スプレーをかける前にバッグに付着しているホコリや汚れなどを落とすのに使います。
参考までにHushTugで使用しているモノを載せておきますね。
→ 馬毛ブラシを見る
2.防水スプレー
HushTugでは「コロニル」の防水スプレーを推奨しています。
フッ素系の防水スプレーは通気性を阻害しない為、革製品に優しく、水だけではなく、汚れや油にも効果があります。防水スプレーはフッ素系を選びましょう。
3.布(乾拭き用)
乾燥後の仕上げの時に使います。私達は下の写真のものを使用していますが綿素材であれば基本的には何でも大丈夫です。
これらはレザーケアで頻繁に使われるので、持っておくことをオススメします。
素材は綿であれば着なくなったTシャツとかでも代用可能です。
防水ケアのお手入れ手順
準備ができたら、さっそく防水ケアをしていきましょう。
防水ケアの手順は以下の4ステップです。
1.表面の汚れやホコリを落とす
2.屋外で防水スプレーをかける
3.乾かす
4.かわいたら布で乾拭き
ステップ1:表面の汚れやホコリを落とす
下の画像のように馬毛ブラシを使いバッグの表面の汚れやホコリを落としていきます。
あまり力を入れずに優しく表面をブラッシングしましょう。
ステップ2:屋外で防水スプレーをかける
屋外で防水スプレーをバッグに満遍なくかけます。
近すぎると均等にかからない為、バッグから20〜30cmほど離して使用してください。
※防水スプレーは使用前に何もない空間に向けて出し、問題なく霧状に出ることを確認してからバッグに吹きかけるようにしていきます。
最初からバッグにかけてしまうと、粒のようにかかってしまうことがあり、ムラが出来てしまう恐れがあります。
ステップ3:乾かす
防水スプレーをかけた後は20〜30分ほど時間を置き、自然乾燥させます。
完全に乾く前に使用してしまうと十分に効果を発揮しない恐れがあるため、完全に乾いてから使用するようにしましょう。
ステップ4:乾いたら布で乾拭き
表面が十分にかわいたらキレイな布で乾拭きをしてください。
以上で防水ケアは完了です!
よくある質問
Q. 防水ケアをしたら絶対に大丈夫?
A. 防水ケアをしたからと言って雨にぬれても絶対に大丈夫というわけではありません。
革に浸透するスピードは遅くなりますが、長時間の放置はNGです。
濡れた時はなるべく早めに拭くようにしましょう。
Q. 防水効果はいつまで?
A. 防水スプレーの種類によっては持続時間は変わりますがコロニルの防水スプレーはだいたい1週間ほど効果を発揮します。
そのため長くキレイに使うには定期的にメンテナンスしましょう。
さいごに
今回はバッグの防水ケアについてご紹介しました。
この防水ケア方法は、革製品であればバッグ以外にも使える基本的な方法です。
防水だけでなく日頃のメンテナンスも楽になるのでぜひお試しください。
重ねてになりますが、YouTubeでも防水ケア方法を紹介しているので動画で確認したい方はこちらからご視聴ください!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
HushTug 曲師