発売後、わずか2年で2万人以上に選ばれたトートバッグ。

このバッグは、ひとりの27歳日本人が異国の地”モンゴル”でブランドを立ち上げて創られました。

では、なぜモンゴルでブランドを立ち上げようと決意したのでしょうか?

ひとつずつ紐解いていきます。

 

モンゴルの深刻な社会問題

日本では遊牧民や広大な自然ばかりが注目されるモンゴル。

レザーブランドHushTugを創業した戸田貴久も当初はそんなイメージを持ちながら初めてモンゴルに訪れました。

しかし、実際に見た光景は思い描いていたものとは全く異なるものでした。

・ゴミの山に暮らすこどもたちや大規模なスラム街

・-30℃の冬を越すためにタイヤを燃やすことによる世界最悪レベルの大気汚染

27歳の若者にとって、あまりにも衝撃的な光景ばかりでした。

 

モンゴルレザーとの出会い

これらの社会問題を目の当たりにした戸田は、自分に何かできることはないか考えていました。

そんな中、偶然にも買い物をしている時にレザー製品を手にします。

どのレザー製品も値段は安いものの、お世辞にもデザインがいいとは言えないクオリティでした。

そこで戸田は思いました。

「モンゴルは動物が多くいる国だから素材は安く手に入る。そこに日本の技術とデザインを掛け合わせれば世界に通用する製品を作れるのではないか?」

次第にモンゴルレザーに可能性を感じ始めたのです。

 

モンゴルに産業を創り、社会問題の解決を目指す

モンゴルレザーについて詳しく調べてみると、レザーの本場であるヨーロッパに輸出されるなど世界から品質を評価されていることが分かりました。

ところが、モンゴルには皮を加工して製品化する技術がないため、安い値段で皮を輸出し続けていたのです。

これらを打開するため、モンゴルから世界に通用するレザーブランドを創り、雇用が増えれば社会問題に立ち向かえると考え、「HushTug」が誕生しました。 

とはいえ、モンゴルに職人の知り合いなどいないため、職人探しから始まります。

そこから3ヶ月かけ、ようやく協力してくれる革職人チムゲさんに出会いました。

見ず知らずの若者に力を貸してくれたチムゲさんとともに、約1年間を製品開発に時間を費やし、自分たちが納得できるトートバッグを完成させることができました。

 

初のクラファンに挑戦!

ついに、自国である日本でクラウドファンディングを活用して販売を開始しました。目標金額は50万円。

果たして、日本とモンゴルが手を取り合って生まれたこのブランドは成功するのでしょうか…?

 

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