HushTugの工房がモンゴル最大クラスまで拡大しました!
みなさん、こんにちは!
HushTugのハリウナーです。
モンゴル工房では嬉しいニュースがありました!
もう知っている方もいるかと思いますが、今月のはじめにHushTug工房は引越ししました。
2020年に入って嬉しいことに職人さんが増え、今までいた工房が少し狭くなり、生産効率を上げるためウランバートルのハンウール区→バヤンズルフ区(少し田舎の方)へ移転しました。
広さは前回の工房と比べて約4倍以上の広さに拡大!
今の物件は移転を考えている時にモンイレ(HushTugの革を鞣している会社)の社長に相談したところ自分が持っている物件をお勧めされたことがキッカケでたまたま見つかりました。
今回は新しい工房や引越しの様子をご紹介します。
目次
- 新しく契約した工房の内装、掃除
- 引越しの準備&引越し
- 前の工房の内装&掃除
- まとめ
新しく契約した工房の内装&掃除
こちらが内装を始める前の写真です。
以前は車の洗車と修理をする会社が使用していた為、床や壁がセメントで真ん中に排水溝がある状態でした。
そこからバッグの工房にするためにはかなり時間がと費用がかかるため、1階部分はオーナーの好意で床、壁、天井の内装をほぼやってくれました。
セメントの床は全て大理石の床になってピカピカになり、壁と天井も掃除してカラーは白に統一して清潔感のある工房に仕上がってます!
1階の壁や天井はこんな感じにキレイになってます!
1.ゴムのり作業部屋の作成
先ほどの写真のように床、壁、天井は内装が完了した状態で工房の受け渡しが完了しました。
もちろんこれだけで1階の内装は終わりではありません。
1階はゴムのり作業部屋をゼロから壁を作る必要があり、この生産に必要な部屋や什器を工房のみんなで自作しました。
もちろん図面などはなく、優先度や換気扇、水道の位置などを考え部屋の構成を決めました。
まずは換気扇の位置関係から優先的に作成しなきゃいけないゴムのり部屋の作成から行いました。
ゴムのりは匂いが強いため換気扇がある所に部屋を作る必要があり、ゴムのり部屋の壁作成からスタートしました。
壁の骨組となる鉄の切り出しからやっています。
写真の職人さんは入社して1ヶ月の新入社員で専門じゃないのでに普通に切り出しをしています(笑)
壁のフレームが成り立ってきました。
手際が良過ぎてみんな建築家のように見えてきました(笑)
さっきまでのフレームがもう壁になって来ましたね。完成が楽しみ!
壁にドアを付けてたらゴムのり部屋が完成します。
川田さんがうちは内装会社じゃないかって驚いてました(笑)
ゴムのり部屋の完成しました。
部屋の横はガラス張りで中で作業している姿が見えるようになっています。
2.照明の取り付け
※ 丁寧に一個づづ掃除してから並べてつけてます。
(電気の配線はもちろん専門者に頼みました)
3.外観の塗装
次に外観の鉄のフレームが所々、色があせている部分があったので全て塗り直りしました。
4.最後はみんな工房全体を掃除
壁や配管など細かな部分をみんなで水拭きしてキレイにしています。
結構みんな几帳面でかなりキレイにしてくれました(笑)
最後に内装工事中は床に傷が付かないようにウッドチップを敷き詰めていたので作業が終了とともにみんなでキレイに掃除して工房の内装工事は無事に終わりました!
いつもバッグを作ってる職人さんたちが内装工事や掃除など色々なことをみんなができたおかげて無事に引越し作業の準備が終わりました。
またみんな器用でなんでもできる事がわかり、職人さんの新たな一面が見れてとても新鮮でした。
みんなのおかげでHushTugの工房ができたと思います。本当に嬉しいです。
引越しの準備&引越し
新しい工房の内装も整ったのでいよいよ旧工房からの引越し作業をスタートです。
みんなで機械とミシンを運べるように準備したり、倉庫の道具を段ボール分けて整理しながら入れました。
今回の引越しは1台のトラックで2往復で荷物の運搬が終わりました。
引越し業者もしっかり時間通りに荷物を受け取りに来てくれてかなりスムーズに引越しが完了しました。
モンゴルの引越し業者は時間通りに来ないことが多く、以前頼んだ業者は予約していた時間を平気で過ぎてかなり時間がかかりました。
機械やミシンなど重い荷物が多く、みんなで協力して積み込みまでやりました。
ようやく、引越しが終わりました。
写真は新しい工房の1階の様子で職人さんの新しい作業スペースになります。
これで無事に移転は終わりましたが、新しい工房には2階もあり、電気修理が終わっていないのでやることはまだまだ残っています。
ひとまず、5月生産を再開しないといけないので作業スペースを優先的に整えました。
前の工房の内装と掃除
モンゴルでは引越しは火事や洪水などの災害が起きた時ぐらい苦労する大変なことだと言われています。
日本の引越しは古い家から新しい家に荷物を移動して終わりですが、モンゴルの引越しは荷物の移動だけではなく、前に使っていた場所の内装もキレイにする事も含めて引越しです。
なので、前の工房の内装も自分たちで行いました。
みんなでノリ部屋の壁をキレイに塗り直しました。
運転手のプージェーも手伝ってくれました。
キッチン内装は2人の職人さんとマネージャーのナラーと私の4人で塗り直しをしました。
壁の塗装は初めての経験したのですが、意外に楽しかったです。
まとめ
こんな風にみんなで内装、掃除、片つけの作業を2週間くらいかけてやりました。
私にとって工房の内装工事は初めて経験することばかりで最初は内装工事を自分たちでやると決まった時は正直、出来ないと思っていましたが、意外にみんなでやればなんとかなるし、できない事はないのかもしれないと思いました。
新しい工房の一階は普通に営業を始めて、バッグの生産が進んでます。
1階の作業スペースは整いましたが、当初予定していた2階に作るはずだった事務作業をする部屋の電気がまだついてないため、私の作業スペースは臨時に1階の入り口付近に組み立てたばっかりのテーブルと椅子を置いて作業しています。
工房のみんなに受付だとよく笑われています(笑)
今回のブログはこの辺で
次回更新は新しい工房の様子を紹介します。
お楽しみに!
HushTug
ハリウナー