トラブル続出!?生産工場を移転したお話。
こんにちは!
HushTugの川田です!
ありがたいことに7月、8月とECサイトから注文をたくさん頂いております。
それに伴って、生産数も倍々ゲームのように増えておりまして、生産数とオフィスのキャパに限界が出てきましたので8月に生産工場の引っ越しをしました。
本日はそのお話をしていこうと思います。
最初は歩いて探し回りました
オフィス移転の話が本格的になったのは7月上旬の話です。レザー製品はどうしても手作りなので、たくさん作るには職人さんの数もある程度増えていきます。前オフィスは50~60㎡ほどありましたが、職人さんが10人で限界かな〜という感じでした。
人が増えればミシンの数は増えるし、生産数が増えれば発送までの保管場所も必要になるし本当に大変です(笑)
とても広いとは言えないオフィスなので前々から引っ越しの時期を見計らってはいました。そしてついに8月契約に向けてオフィスを探すことになりました。
と言ってもモンゴルでは“オフィス 引っ越し”と検索してもWEBサイトなどは出てきません(笑)
フェイスブックや掲示板で探すことになるのですが、“値段が書いていない”とか“写真がない”とか“広さが書いていない”とかが普通です。
それでも一つずつ電話して条件を聞いて、見に行ってという非常に非効率的な作業をこなしました。
自分たちは革鞣し工場の近くに引っ越ししたかったのですが、なかなか情報がネットに載っていません。なので、革鞣し工場の近くを徒歩で探し回るということもしました(笑)
しかも、現状誰かが入っていても気にせずオーナーに電話しまくるという強硬手段まで使いましたが、いい物件は見つかりませんでした。
今の日本ではあまり考えられない方法です。
オフィス探しに限らず、考えうる方法全てを試さないとうまく行かないことが非常に多いのがモンゴルです。
突然の条件変更
7月下旬になり(中旬はお祭り週間で国全体がお休み)なんとか候補を2つまで絞りました。どちらにしようか悩んでいたところに、片方のオーナーさんから「条件を変更したいから来てくれ」と連絡がありました。
行ってみると、“僕らが希望していた場所は貸せないが、同じ広さで安く貸したい”とのことでした。
希望と場所が違いますが、その他の条件がかなり良くなったのでここにしようと80%くらい決めました。
いざ契約へ
準備等が整い、いざ契約しようとオフィスへ行ってみると、なんと違う人達がオフィスとして使っていました(笑)
事情をオーナーさんに聞くと、“元々僕たちが希望していたオフィスが空いたので、違うところは貸し出しました。あ、条件は元々の条件で契約しましょうね”とのこと。
日本だったら“いや、それならそうと連絡してよ!”と怒るところでしょうが、“まぁ、モンゴルだし”と僕はなってしまいました(モンゴル慣れしすぎでしょうかね…)
しかし、タダでは引き下がりたくないので家賃交渉などしっかりとして(笑)結果的には割といい条件で借りることが出来ました。
いよいよ引っ越し!
無事に契約を終え、オフィスの内装も必要最低限行い、引っ越しの日がやってきました。ミシンが使えなければ生産が止まってしまうのでなんとしても1日以内に引っ越ししたいと思っていました。
11時にトラック3台、作業員6人で来る予定が、11時の電話でトラックが2台に減り、11時半の電話でトラックが1台、作業員1人まで減りました(笑)
その会社は使えないということになり、その場で今から来てくれる会社を探すことに。正直、この時点で「あぁ、今日中の引っ越しは無理かぁ」と僕は心の中で思い、明後日以降の仕事について考えていました。
しかし、社員の頑張りのおかげでトラック2台、作業員4名を確保することができ、夜の21時までかかりましたがなんとか引っ越すことが出来ました!
搬入が完了!
引っ越しが無事完了し、電気は通っているので次の日から仕事を開始することが出来ました。この記事を書いている今でも棚がなかったり、Wi-Fiがなかったりといろいろ足りないものはありますが、生産はなんとか間に合いそうです。
モンゴルではこのように日本の常識では考えられないことがたくさん起こります。最初はこのような状況に慣れてしまっていた社員達も、お客さんのことを考えて少しずつ結果にコミットできるようになってきました。
予約がたくさん入るようになって、中には1ヶ月以上お待たせしてしまっているお客様もいて本当にすみません。全力で生産の効率化を図っているのでお届けまでしばしお待ち下さい。
HushTug 川田大貴