今までで一番大きなトラブル!
こんにちは!
HushTugのハリウナーです。
先週はマイナス20度くらいで週3回くらい雪が降りました。
もう冬だよ〜。
ウランバートルの真冬は外を歩けないくらい寒くなりますが、家の中では暖房(モンゴルの暖房はお湯の循環で暖かくなる)がついていて半袖でいても普通に過ごせるぐらい暖かいです。
もちろん工房も一緒のはずなんですが。。。
まさかの暖房に関するトラブルが起こってしまいました。
今日はその話をしたいと思います。
(工房内の温度計)
最近引っ越してきた新しいオフィスは暖房がついていても部屋の温度が10〜15度ぐらいなんです!!!
普通に考えて仕事するにはかなり寒いと思いませんか?
暖房をつけているのに外で仕事しているのとほとんど変わりません。
日本では考えられないことだと思いますが、実際にモンゴル工房でこんなことが起きてます(笑)
突然、仕事しにくい環境になってしまいました。
職人の体調などを考え、一部の職人には急遽休んでもらうことに!
日本への配送期日も迫って来ている為、生産の手を止めるわけにもいかず、
職人の半数は前回借りてた工房へ移動し、引き続き生産をやることにしました。
(やっと生産できるようになりました)
昨日からオーナーと話をして暖房の修理を進めてもらってるところです。
夜帰る時には修理が完了して、暖房の温度が10℃アップすることが出来たという確認とれ、やっと解決したと安心していました。
翌日、様子見てみるとまだ寒いままでした。(笑)
寒いままの工房でふと、8月入る前にオーナーが言っていた事を思い出しました。
「冬はすごく室内は暖かいですよ!」
盛大に嘘つかれました。
日本では考えられない光景だと思いますが、これがモンゴルです。
作業ができるようにまた修理を依頼したり、暖房増やすなども考えましたが設置にはさらに時間がかかります。
その間に生産が出来ないと日本にいるお客様に迷惑がかかる為、オーナーと話をし、同じ建物の中で暖房がついてる部屋を一時的に借り、そこで生産することにしました。
今の所、完全に問題解決できたわけではありませんが、今月の日本への配送分は無事に日本へ届けられます。
良かった^ ^
(生産を無事開始しました)
そもそもなんでこんな問題が起きるのかと考えた時にモンゴル人の性格や社会問題などと繋がってきます。
例えばオーナーにクレームを言いに行っても逆に怒られるとか、暖房の修理が複雑で担当の人しか分からないから別の人にお願いできないなど平気で断られます。
社会主義時代の悪い文化がまだ残っていて基本的にみんな自分のことしか考えていません。
その結果、周りに迷惑かけてること気が付かず自然とお互いの足の引っ張り合いになってしまっている事がよくあります。
こういった社会主義時代の悪い文化がモンゴルでは社会問題になっています。
今回は「モンゴルの社会問題と戦いながらも、めげずに職人が頑張って生産してる」ということを皆さんに知ってほしかったです。
ちなみにこういったトラブルは日々何かしら起こるのが当たり前ですが、暖房の件は今までで一番大きいトラブルでした。
私も想像出来ないぐらいのトラブルでした(笑)
こういった日本では考えられないトラブルがモンゴルでは毎日のように起こっています。
また面白いトラブルがあれば今後もブログで紹介していきます。
今回はこの辺で終わりたいと思います。
これからもモンゴル工房の応援よろしくお願いします。
Баярлалаа ありがとうございました。
ハリウナー